この「食」と「農」の断絶を埋めることこそがJAの役割であり、消費者が自分たちの消費している農産物を“知る”、その農産物が作られた過程(こだわり)を“知る”、まさに“知産知消”とも言える取り組みが現代社会において求められています。
そこで、「食」と「農」の隙間に情報をお届けし、多くの方に農業の価値を知ってもらうために「Umel(ウメル)」を立ち上げました。
「Umel(ウメル)」は、彦根市と愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町の1市4町をエリアとするJA東びわこが運営しています。
近年、流通の高度化により、いつでも・どこでも手軽に農産物を手に入れることができるようになりました。
そうした中、私たち地域住民の意識の中で「食」と「農」が分断され、意識の高い消費者として「食」を重視することはありながら、農産物を栽培する過程にある農家の苦労やこだわりを知る機会、理解しようとする習慣は、時代とともになくなってしまいました。
お米や野菜があたかも工業製品のように生産され、店頭に並ぶと考えている人も少なくありません。
自分たちが食べている農産物が、田んぼや畑でどのような育ち方をしているか、考えたことはありますか?
この「食」と「農」の断絶を埋めることこそがJAの役割であり、消費者が自分たちの消費している農産物を“知る”、その農産物が作られた過程(こだわり)を“知る”、まさに“知産知消”とも言える取り組みが現代社会において求められています。
そこで、「食」と「農」の隙間に情報をお届けし、多くの方に農業の価値を知ってもらうために「Umel(ウメル)」を立ち上げました。
「Umel(ウメル)」を見た人が、農家のこだわりとともに農産物を購入してみたり、農業体験などを通じて直接農業に触れてみたり…。そういった方々の背中を押せる存在になりたいと考えています。
そして、「食」の背景にある「農」を感じ、農業の価値を知ったうえで「自分たちの地域」に愛着を持つ人が1人でも増えることを心から願っています。