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土に触れる、苗を観察する。|ちゃぐりんキッズクラブ活動レポート

活動レポート

2025.05.26

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「食」や「農」の大切さを学んでもらおうとJA東びわこが取り組む食農教育活動「ちゃぐりんキッズクラブ」。

平成10年から続け、延べ2,000人以上の小学生に「食」と「農」の大切さをお伝えしています。

5月17日、令和7年度 第1回目の活動を行いましたので、その様子をご紹介します。

活動レポート

年間6回の活動を予定する中、この日は入部式と田植え体験を行いました。

まずは入部式です。
今年度は60人のキッズ生が集まってくれました。

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1市4町の教育委員会関係者の皆さまにもご臨席いただき、キッズ生の皆さんへ熱いメッセージをいただきましたよ。

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その後は、全体のオリエンテーション。
17人の新入職員が年間を通じてキッズ生の先生役となり、「食」と「農」について学びを深めていきます。

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今回のテーマは、「稲作」です。

稲作には88もの手間が掛かると言われています。
これは「米」という漢字が「八十八」の組み合わせでできていること、そしてお米ができるまでに多くの工程があることに由来しています。
具体的には、土づくり、種まき、苗作り、田植え、除草、追肥、収穫、乾燥など、季節ごとに様々な作業があるんですね。

R7稲作の主な仕事_page-0001
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そしていよいよ田植え体験。

例年、開催地周辺の農地を担う農事組合法人「豊栄ファーム四十九院」さんに協力いただき、近隣の田んぼで田植え体験を行っています。
ですがこの日は、あいにくの雨模様。
そのため、今回は屋内で簡略的に田植え体験を実施しました。

まずは田んぼの土を素手で触ってみます。
「キャー!」
「気持ち良い♪」
「気持ち悪い↷」
キッズ生それぞれの声が飛び交います。

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ひとしきり手触りを確かめた後は、苗を植え付けられるように均(なら)します。
いわゆる「代(しろ)かき」の作業ですね。

苗を植え付ける前に、じっくり観察タイム。
「苗どうしがつながっているように見えたけど、絡まっていただけなんだ」
「根元に種もみの殻がくっついたままだ」
「これがお米になるのが想像できない」
実際に触れることで新たな発見が生まれます。

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そしていよいよ植付け。

およそ指の第2関節あたりまでしっかり植え込み、倒れないよう土を寄せます。

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植えた苗は、希望者のみ持ち帰りいただきました。

何せ容器が小さいのでうまく育てるのは至難の業ですが、がんばって挑戦してみてください。

最後は、女性部「食の研究会」の皆さんお手製のカレーを皆でいただいて閉会しました。

「食の研究会」は、地産地消の推進や食文化の継承に取り組むグループで、ちゃぐりんキッズクラブ卒部(4年生)の料理教室や地域の男性が対象の「男の料理教室」などを開催されているんですよ。

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今後の活動

次回は6月下旬、「全力でジャガイモ収穫体験!収穫から販売までの流れを体験しよう」です。

8月は高取山で「命をいただく感動体験」、
9月は稲刈り体験、
12月はミカンとリンゴの収穫体験、
3月は世界の衣食住を学ぶ卒部旅行と盛り沢山の計画をしています。

いずれも今回と同様に「Umel(ウメル)」でレポート記事を予定しています。
どうぞお楽しみに。

 

記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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