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「農家の仕事は収穫だけではありません」|ちゃぐりんキッズクラブ活動レポート

活動レポート

2025.07.03

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「食」や「農」の大切さを学んでもらおうとJA東びわこが取り組む食農教育活動「ちゃぐりんキッズクラブ」。

平成10年から続け、延べ2,000人以上の小学生に「食」と「農」の大切さをお伝えしています。

6月28日、令和7年度 第2回目の活動を行いましたので、その様子をご紹介します。

活動レポート

年間6回の活動を予定する中、この日は「農家さんのおしごと体験」と題して約60人で活動を行いました。

ご協力いただいた農家さんは、彦根市柳川町の田付勇司さんです。

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田付さんのジャガイモが収穫時期を迎えていることから、今回はジャガイモの「おしごと」を体験しました。

まずは収穫です。
大変暑い中での作業なので、水分補給をしながら無理せず短時間で行いました。

広い畑には遮るものが何もなく、影はありません。
土を掘れば色んな生き物が顔を出してきます。
獲れるジャガイモは、全部がスーパーに並んでいるような大きさや形をしているわけではありません。

「ジャガイモって、それぞれがつながってるんや!」
「このニオイは、土が発酵したニオイなんだね」
「え?ジャガイモって根っこじゃないの?茎なの?」
キッズ生が自分で気づいた発見や驚きを、皆で共有し合いながら作業を進めていきましたよ。

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農家さんの「おしごと」は、収穫して終わりではありません。
次は、収穫したジャガイモを選別する作業です。

まずは、ブラシで土や汚れを落としていきます。
北海道などの主産地では洗浄機を使うのが一般的ですが、生産規模が限られている私たちの地域ではそうはいきません。

1つずつ、丁寧に。真心こめて磨き上げました。
「もう疲れた!休憩っ!!」と言って、途中で作業を投げ出してしまったキッズ生もちらほら。
気持ちは分かります。根気、体力、精神力が問われる作業ですね。

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磨き終わったジャガイモは、サイズ別に仕分けていきます。

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最後は、袋詰めです。

だいたい500gになるよう袋に詰めて、封をしていきます。
「うーん…あっ、あかんわ。」
量りにジャガイモを1つ乗せては1つ降ろし、また1つ乗せては降ろしていく…
慣れれば大体の目安が分かるのかもしれませんね。

バッグシーラーという器具を使うと、あっという間に売り場に並べられている、おなじみの姿になります。
「カシャン、おぉ~!カシャン、すご~い!」封をするたびにちょっとした歓声が上がっていましたよ。

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袋の中には、「私たちが収穫したジャガイモです。とってもおいしいですよ!」と書いた紙を入れました。

今回キッズ生が収穫し、選別、袋詰めしたジャガイモたち。
なんと、今月グランドオープンしたJA直売所「やさいの里二番館」にて7月4日から田付さんに出荷いただきます。

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参加してくれたキッズ生の皆さんには、ぜひ店頭に並ぶジャガイモをご覧いただきたいです。
また、それ以外の方にもぜひお手に取っていただき、地域で次世代を担う子どもたちのがんばりを称えていただけますと幸いです。

今後の活動

次回は8月、「『夏休み ♪』 の挑戦&自然の中で感動体験!」です。
自然に囲まれた環境で、命の大切さを学びます。

その様子も「Umel(ウメル)」でレポート記事を予定しています。
どうぞお楽しみに。

 

記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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