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リカズキッチン|つい長居してしまう安心感

地域のお店・専門家

2025.07.17

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一昨年の9月にオープンした「リカズキッチン」さんをご存知でしょうか?

JR河瀬駅から徒歩10分のこちらのお店は、
レストラン等で腕を磨いてきた桑原里佳さんが営業しています。

「地元の食材を中心に、時には出身地・富山県の食材等を組み合わせ、店主のヒラメキと好みの味付けで仕上げた料理たち」

今回は、そんなお店のお話を伺いました。

どんなお店?

車庫をリフォームした店内は開放感があって、ついつい長居してしまいそうになるような落ち着いた雰囲気。
友人同士やカップルはもちろん、カウンターがあるのでお一人さまで来られる方も多いそうです。

ランチでは、パスタをメインとした3種類のコースを用意。
どのメインを選んでもはずれが無い料理は、店主がセレクトした地元や国産の素材を店主自身が好きな味に仕上げているとのことです。

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また、自慢の設備で作るカフェラテアートも人気で、その日の気分やお客さんの雰囲気に合わせて絵柄を変えているんだとか。

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午前9時からランチが始まる11時まで提供するモーニングも好評。
新鮮な野菜と自家製パンを盛り合わせたプレートに、ドリンク付きで800円~です。

インタビュー

店主の桑原里佳(くわはら・りか)さんにお話を伺いました。

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Qお店や料理で意識していることを教えてください
A例えば子育て世代でせわしなく毎日を過ごす私のような方でも、たまには家に帰ってくるように、あるいは友人の家に遊びに行くかのように、気兼ねなく来店してもらえるお店づくりを目指しています。
提供する料理は安心して食べられる国産のものを中心に、緑が映える見た目もおいしい料理を意識していますね。
葉っぱ類は、縁あって地元で水耕栽培で生産されている農家さんから仕入れているんですよ。
清潔かつ、味もピカイチなので当店では欠かせない食材です。
また、私の出身地である富山県の食材も多く使用しています。
滋賀県と富山県の良さをミックスした、この店ならではの料理をぜひ多くの方の方にお楽しみいただければと思います。

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Q「食」と「農」が分断されている現代社会についてどう思いますか?
AよくPOP等で顔を出されている農家さんの食材って、ついつい買いたくなりますよね。
飲食店をしているからこそ思うのか、食材1つ1つを丁寧においしく味わうことが大切なんじゃないかと考えています。
例えばミニトマト1つにしても、そこには農家さん=プロの苦労やこだわりが凝縮されているわけで。
「トマトが苦手だから残す、食べない」といった考え方は否定こそしませんが、その食材を育てた農家さんの顔や情熱を知っていたら、残したくても残せないじゃないですか(笑)
そういった意味で、農家さんの顔が見えにくい現代の流通システムは難儀だなぁと思います。便利なんですけどね。

お米のニュースが世間を賑わせていますが、お米だけでなく野菜を生産される農家さんも資材価格の高騰に悩ませられているそうで、本当に大変だと思います。
飲食店にとってもそうですし、一人の消費者としても、食材は安ければ安いほどうれしいのが本音です。
しかしそんな中でも、めちゃくちゃこだわってお米や野菜を生産されている農家さんがいるんですね。
だからこそ、そういった熱意あふれる農家さんにしっかり還元されるような買い物の仕方をするのが、私たちの役割だと思うんです。
あまり偉そうなことは言えないかもしれませんが、そんな風に思っています。

何にせよ、あまり難しいことまで考えず、ぜひぜひ気軽に当店までお越しいただければうれしいです(笑)

アクセスなど詳細

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リカズキッチン
住所/滋賀県彦根市川瀬馬場町685-3
営業時間/9:00~16:00(L.O.15:30)
モーニング9:00~10:30、ランチ11:00~15:15
定休日/日曜日+不定休
TEL/07075713035

詳細情報はリカズキッチンさんのインスタグラムをご覧ください。

記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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