食育に「農」をプラスして、「食農教育」。|ふぁんファンちゃぐりんキッズクラブ活動レポート
活動レポート
2025.11.06
「食」や「農」の大切さを学んでもらおうと
JA東びわこが取り組む食農教育活動
「ちゃぐりんキッズクラブ」。
そのファンづくりを目的に、
平成21年から小学校低学年向けに
「ふぁんファンちゃぐりんキッズクラブ」を開いています。
10月11日、令和7年度 第2回目の活動を行いましたので、その様子をご紹介します。
活動レポート
「ふぁんファンちゃぐりんキッズクラブ」の活動は年に2回。
この日は、1回目の活動で植えたサツマイモとマコモタケの収穫です。
サツマイモの収穫にご協力いただいたのは、彦根市柳川町の農家・田付勇司さん。
自分たちが植えた苗が育っているか、ドキドキのキッズ生…。
期待を込めて、土を掘り起こします。
大きいもの、小さいもの、たくさんのサツマイモが土の中から顔を出しました。
「焼きイモにする?それとも大学イモ?」
目の前に広がる大量のサツマイモに、キッズ生の目が輝いていました。
そこで田付さんがひと言。
「サツマイモは、すぐに食べるより、数週間寝かしたほうがおいしいんだよ」
そ、そうなのおおお?
すぐに食べられると思っていたキッズ生は、落胆の表情を浮かべていました(笑)
せっかくなら最高においしく味わいたいですもんね。
もうしばらくの我慢です。
続いて彦根市南三ツ谷町へ移動し、田附隆司さんの所へ伺いました。
前回の活動では、水を張った田んぼで「どろりんピック」を楽しみ、60㎝ほどの苗を植えましたよね。
あの時の苗は、キッズ生はもちろん、大人の背丈を超えるほどに生長していました。
イネ科の水田作物「マコモ」の肥大した茎部分を食用とする「マコモタケ」。
旬の季節にしか出回らない、知る人ぞ知る野菜です。
今回は、そんな希少な野菜の収穫を体験させてもらえることに。
立派に育った葉っぱをかき分けながら、いざ収穫!とは行きません。
どの「マコモタケ」が食べごろなのか、判断するのが非常に難しいんです。
田附さんは、いとも簡単に見つけてスパッと収穫していたのに!
たくさん収穫するには、やはり熟練の判断や手際が必要なんですね。
プロの技の凄さを、身をもって体感したひと時でもありました。
「これかなぁ?いや違うな…」「あっ!これいいんじゃない?」
まるで宝探しをするかのように、田んぼの中を練り歩きながら、ようやく収穫することができました。
続いては、隣の田んぼへ移動して、あの恒例行事を楽しみます。
そうです。毎年恒例の「マコモ迷路」です。
草で顔や腕を傷つけないよう、ゆっくりと。
何ルートにも分かれた迷宮を、全力で楽しみました。
幼少期の自然に触れる経験って、心身の健やかな成長に役立つそうです。
今回の迷路では、目一杯、自然と触れてもらいました。
また、今回は特別に、ドローンで撮影したマコモ迷路の動画を公開しています。
動画を提供いただいたのは、地域貢献の一環としてご協力いただいた(株)橋本建設様。
前回と今回、2回に渡って参加いただきました。ありがとうございました。
おわりに
今年の「ふぁんファンちゃぐりんキッズクラブ」は、これで終了です。
参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。
来年の小学3年生を対象とした「ちゃぐりんキッズクラブ」への参加を、心よりお待ちしています。
JA東びわこでは、このほかにも様々な「食農教育活動」を展開しています。
食育に「農」をプラスして、食農教育。
JAだからこそできる体験、JAだからこそお伝えしたい体験。
そういった「食」を生み出す「農」の価値を学んでいただいています。
記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。
食と農の隙間を埋めるWEBマガジン「Umel(ウメル)」では、コンセプトに共感いただける方や飲食店などのお店、団体とのコラボを絶賛募集中です!
お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
