追い求めた理想のトマトをお届けしたい|地域農業のEひと(加屋隆士さん)
農家のこだわり
おいしい食べ方
2024.11.01
地域農業のEひと
彦根市里根町
加屋ファーム
加屋隆士(かや・たかし)さん(68)
主な生産品目
トマト
追い求めた理想のトマトをお届けしたい
超有名品種の育種経験を活かして
種苗の生産や販売を行う会社で、ブリーダーとしてトマトの育種や栽培指導を担当し、計30品種以上の「桃太郎」シリーズに携わってきました。
当時は、「世の中に無いものを自分たちの手で生み出し、多くの人に喜んでもらえる。こんなやりがいのある仕事はない」と、ワクワクしながら仕事をしていました。
現在は、40数年に渡って育種に携わった品種を自分が納得できる方法で栽培に取り組んでいます。
そして、距離の近い直売所でお客さんに食べてもらうといった、憧れだった理想の姿を実現しようとがんばっています。
地元ならではの贅沢をご提案
トマトの栽培にあたっては、少量土耕培地耕という滋賀県独自の養液栽培システムを使用しています。
これは、隔離ベッドに入れた少量の土壌の中で、培養液を潅水で栽培する仕組みです。
省力で高品質なおいしいトマトが栽培できる上に環境にもやさしいといった、県が誇るべき素晴らしい技術だと思っています。
また、私が携わった「桃太郎」シリーズをはじめとする品種も、県内の研究農場で育種した滋賀県生まれです。
滋賀県生まれで滋賀県育ちの完熟トマトを食べるのって、距離が近いからこそできる最高の贅沢だと思いませんか?
知ってほしい!本当においしいトマトの食べ方
大玉トマトのおいしい食べ方をご紹介します。
くし切りにされるのが一般的ですが、おすすめは横方向へ厚めにスライスする食べ方です。果肉とゼリーの部分をバランスよく味わうことができるので、トマトのおいしさを存分に堪能することができますよ。ただし、本当においしいトマトでないと、真のおいしさを味わうことができないのでご注意ください。ぜひJA直売所で完熟収穫された、おいしそうなトマトを選んでくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
あなたの声援が、地域農業の後押しになります。
※この記事は、JA東びわこ広報誌「EひとEすと」令和6年5月号で掲載した内容です。