滋賀のイチゴ「みおしずく」|元フランス料理講師の農家が勧める新感覚サラダ
おいしい食べ方
自慢の特産品
旬の食材(秋冬)
2025.01.09
「みおしずく」をご存知でしょうか?
適度な酸味と際立つ爽やかな甘み・フローラルな香りが特徴で、滋賀県で初となるオリジナル品種のイチゴです。
もちろんそのまま食べても間違いないのですが、今回は「みおしずく」の香りの良さを活かしてサラダに仕立ててみました。
あなたも「みおしずく」を色んな食べ方で楽しんでみませんか?
レシピを聞いたのは、豊郷町高野瀬で「みおしずく」を生産する中島加代子さんです。
目次
イチゴ農家・中島加代子さんはどんな人?
豊郷町高野瀬でイチゴを生産する中島加代子さんにお話を伺いました。
Q中島さんのご経歴を教えてください。
A昔は東京でフランス料理を学び、世界の料理を学んでもらう料理教室の講師をしていました。料理を作って食べてもらうのが好きで、今でも「ちらし寿司」などのお惣菜をJA直売所に出荷しています。
Qどれくらいの規模で「みおしずく」を栽培していますか?
A私は、389㎡の面積で「みおしずく」を栽培しています。滋賀県で初めてのオリジナル品種ということで、ぜひチャレンジしてみたいと思ったのが栽培のきっかけです。
私も加入している生産者による組織「JA東びわこイチゴ部会」では、10戸が約3,434㎡で栽培しており、滋賀県の「みおしずく」栽培を牽引しているところです。
Q「みおしずく」をどんな食べ方で楽しんでもらいたいですか?
A生でそのまま食べるのはもちろん、他の品種にはない爽やかな甘みとフローラルな香りを活かした食べ方をおすすめしたいです。ケーキに乗せるとクリームや生地との相性が良いですし、お料理にして食べるのも最高なんですよ!
中島さん、ありがとうございました!
おすすめレシピ「みおしずくのサラダ仕立て」
イチゴをサラダにして食べるなんてもったいない…。
そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
ですが、今なら胸を張って言うことができます。
「イチゴを生で食べているだけなんて、もったいない!」
香りの良さを活かした素敵料理がこちら↓
みおしずくのサラダ仕立て
作り方
①「みおしずく」はヘタを取ってカットする。
②器にベビーリーフを敷き、①と好みの具材を乗せて塩を少し散らす。
④オリーブオイルをかけたら出来上がり。
ポイント
今回は撮影用に、ブラックオリーブとカシューナッツをトッピングしました。
ツナやポテト、ゆで卵、インゲンなどを乗せてニース風に仕立ててもボリュームが出ておいしいとのことです。
滋賀県初のオリジナル品種「みおしずく」はどこで買える?
滋賀県初のオリジナル品種「みおしずく」は、主に県内のスーパーで購入することができます。
JA直売所にも時々並ばないこともないですが、原則として市場に出荷することを生産者同士で申し合わせています。
なぜ、市場を通じてスーパーへ流通させるのか。
それはひとことで言うと、ブランド力向上のためです。
「みおしずく」は滋賀県にとって、初めてとなるイチゴのオリジナル品種です。
県内の生産者が足並みを揃えて市場へ出荷し安定的に出荷することで、スーパーの売り場を確保することにつながります。
そうして初めて、滋賀県が誇るおいしいイチゴの品種として他県にも認知され、強く売り出すことが可能となるのです。
令和6年12月には、東京の百貨店に「みおしずく」が並び、好評を博しました。
これも県内の「みおしずく」生産者が市場へ集中して出荷し、一定の数量をクリアしたからこそ実現できた取り組みです。
イチゴと言えば「みおしずく」、「みおしずく」と言えば滋賀県—。
そう胸を張って言える日も案外遠くないのかもしれません。
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