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とびきり新鮮なナバナのおいしさを知ってほしい|地域農業のEひと(建部清男さん)

農家のこだわり

旬の食材(秋冬)

2025.01.30

メイン

彦根市稲部町
建部清男さん(76)

主な生産品目
水稲 2.2ha
ナバナ 20a
野菜 1.2ha

食べてくれる人の笑顔が原動力

農家の家に生まれ、幼少の頃から父の手伝いをしながら育ちました。

会社勤めを60歳で終えてからは農業一本で、日々生産に打ち込んでいます。

農業は天候に左右され苦労も絶えないですが、この歳になると健康維持には最適だと思いますし、何より2歳の孫が「じぃじのお野菜、おいしい!」と言ってくれるのが何よりの励みになります。

年齢的にいつまで農業を続けることができるか分かりませんが、身体が元気なうちはしっかりと取り組み、安全安心な農産物を多くの方にお届けできればと思っています。

上段
家族以外にも食べてくれる人の顔を想像すると、手抜きはできません。

魅力を秘めたナバナ栽培

ナバナは、JAが生産拡大を図るため作付を呼び掛けた平成23年当初から栽培しています。

小さい面積のわりに高い収益を期待できるのが13年続けている理由だと言えます。

9月に種をまき、10月に入ってある程度生育が進んだら手で間引きを行います。

11月には枝葉を増やすために摘芯という作業をこれまた手作業で行います。

そして12月下旬から1月あたりにようやく収穫期を迎えます。

もちろんそれまでに適宜肥料を与えたり、防除などの作業を適正回数行う必要があります。

決して楽で簡単な野菜とは言い難いですが、それを上回る魅力みたいなものがあるような気がします。

中段
葉っぱを目で見て確認。収穫期は朝に収穫して調製後、JA直売所には昼頃に出荷しています。

何よりも鮮度が命

最近は、あまりナバナに親しみの無い方が増えているという話をよく聞きます。

どちらかというときれいな黄色が美しい観賞用ナバナの方が身近かもしれませんね。

地域によって食べる部分が多少異なるのですが、私たちの地域では主に開花直前の蕾(つぼみ)と茎葉を食べます。

おひたしやごま和えで食べるのが一般的ですが、様々な食べ方をしてみると楽しいですよ。

また、何よりも鮮度が命です。

収穫したものを冷蔵庫に入れておいてもナバナ自身が花を咲かせようとエネルギーを消費するため、食味が悪くなってしまいます。

ぜひ地元の新鮮なナバナをお買い求めください。

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一番のおすすめは、シンプルに天ぷら。薄い衣で軽めに揚げて塩で食べるのが最高です。

ウメルってなに

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

あなたの声援が、地域農業の後押しになります。

表紙

※この記事は、JA東びわこ広報誌「EひとEすと」2月号で掲載した内容です。

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