ベジタブルキッチンhippo|農家のこだわりと料理人の矜持を組み合わせた最高の野菜料理
地域のお店・専門家
2025.05.15

今年4月にオープンした「ベジタブルキッチンhippo(ヒポ)」さんをご存知でしょうか?
愛荘町島川に構えるこちらのお店は、ホテルや飲食店で料理人として腕を磨いてきた倉橋節行さんが営業しています。
お店のコンセプトは、地元野菜のおいしさや魅力を存分に味わえる場所。
「素材が良いのは当たり前。農家のこだわりと料理人の矜持を組み合わせた最高の野菜料理たち」
今回は、そんなお店のお話を伺いました。
どんなお店?
これまでホテルや飲食店で腕を磨いてきた店主がコロナ禍をきっかけに独立・開業の構想を抱き、令和7年4月28日にめでたくグランドオープンを迎えました。
ランチ営業では店主がセレクトしたこだわり野菜満載のhippoプレートを中心に、メイン料理やパスタが付く3種類のセットを用意。
ディナー営業では野菜料理をはじめとした充実のアラカルトメニューが揃っています。

パートナーの実家である愛荘町島川に店を構えることになり、せっかくなら地域にちなんだ店名にしたいと考え、地域のゆるキャラ「シマカバ」から店名を連想。
滋賀県といえば愛荘町島川、愛荘町島川といえば「シマカバ」≒「hippo」と言ってもらえるようなお店づくり、地域づくりを目指しています。

インタビュー
店主の倉橋節行(くらはし・せつゆき)さん(41)にお話を伺いました。

Qお店や料理で意識していることを教えてください
A地元の野菜が持つ素材の素晴らしさと自分の技術を組み合わせて提供し、地元野菜のおいしさや魅力を改めて発見してもらえるようなお店を目指しています。
野菜を生産する農家さんそれぞれに、情熱やこだわりが必ず存在します。
ホテルで料理人として働いていた時に農家さんの元へ足を運んで野菜をセレクトすることもありましたが、どうしても一期一会的な部分があり、継続して顔を合わせる関係づくりとは程遠いものがありました。
「こんな工夫をして野菜を育てている」「こうやって食べたらおいしい」といった農家さんの言葉を受け取り、より最高の料理に仕立てるのが私の仕事です。
そのためには継続的に顔を合わせて良い関係性を築くことが重要となってきます。
また、話を聞いているだけでは真に伝わらないこともあるため、近隣農家さんの所に1年を通して微力ながらもお手伝いをさせてもらいました。
自分が実際に足を運んで気づくこと、体験してみて気づくことが多く、今となっては農家さんとのつながりが料理人として欠かせない要素だとも思っています。


Q消費者が「食」の生産現場に対して他人事となっている現代社会についてどう思いますか?
A私たちが日々いただく「食」と、その生産現場である「農」の隙間を埋めるためには、やはり農家さんの所へ足を運び、リアルを知ることが大切だと思います。
例えば農業体験などが機会としてありますよね。
もっと身近なことで言えば、スーパーなどの売り場で掲示されているPOPをチェックすることが大事です。
農家さんの顔がわかったり、おすすめポイントやおいしい食べ方を記載されていることが多く、真剣に見ると勉強になったりして面白いですよ。
どこで・どんな人が・どのようなこだわりで生産しているか。
知っていると知らないのでは、食材の味にも違いが出てくるものです。


Q今後の目標を教えてください
A目指すのは、地域で愛されるお店です。
愛荘町のレストランといえば「hippo」。
野菜がおいしいお店といえば「hippo」。
野菜が大好きな方はもちろん、正直そこまで好きではない方もぜひ当店にお越しください。
フレンチの技法を取り入れながらカジュアルな料理に仕上げ、「地元の野菜ってこんなにおいしいんや!」と言ってもらえる料理をご提供いたします。





アクセスなど詳細
ベジタブルキッチンhippo(ヒポ)
住所/滋賀県愛知郡愛荘町島川294-2
営業時間/ランチ11:30~14:30(Lo14:00)、ディナー18:00~22:00(Lo21:30)
定休日/水曜日ほか
詳細情報はhippoさんのインスタグラムをご覧ください。
食と農の隙間を埋めるWEBマガジン「Umel(ウメル)」では、コンセプトに共感いただける飲食店などのお店、団体とのコラボを絶賛募集中です!
お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
Umel(ウメル)のInstagramでは、載せきれなかった写真や取材のウラ話を掲載しています。
ぜひフォローをお願いいたします。